企業・個人クリエイター向け注意点
― 写真の著作物性をめぐる実務リスク ―
1. 【共通】「写真=必ず著作物」ではない
- 写真でも創作性がなければ著作物ではない
- ただし、創作性があるかの判断は事後的・裁判所判断
- 「グレーだから使う」は最も危険
企業向け注意点
2. 社内・外注写真でも著作権者は原則「撮影者」
- 業務として撮影しても
👉 自動的に会社に著作権が帰属するわけではない - 特に外注カメラマンの場合は要注意
📌 対策
- 契約書で
- 著作権の帰属
- 利用範囲(二次利用・広告・SNS等)
を明確化
3. 商品写真・EC写真は「創作性なし」と誤解されやすい
- マニュアル撮影でも
- 構図
- 光
- 背景
に工夫があれば著作物性が認められる可能性あり
- 無断転用は著作権侵害リスク
4. SNS・Web上の写真の無断利用は原則NG
- 「出典を書けばOK」は誤り
- 著作物性がある限り、複製・転載には許諾が必要
個人クリエイター向け注意点
5. 自分の写真は「自動的に守られている」と過信しない
- 創作性が乏しい写真は
👉 著作物性を否定される可能性 - 特に
- 記録写真
- 量産的商品写真
は要注意
📌 対策
- 撮影意図・構図の工夫を言語化できるようにする
- 制作過程を残す(ラフ・撮影条件メモ)
6. クライアントワークでは「利用範囲」を明確に
- よくあるトラブル:
- 想定外の二次利用
- 永久・無制限使用
- 著作権を譲渡しない場合でも
👉 利用許諾範囲は必ず明記
7. SNS投稿=著作権放棄ではない
- 投稿しても著作権は消えない
- ただし
- プラットフォーム規約
- 利用許諾条項
には注意
生成AI時代の補足注意点
8. AI生成画像との混在リスク
- 写真かAI生成かで
👉 著作物性・権利構造が大きく異なる - 表示・管理を分けないとトラブルの元
まとめ(実務的チェックリスト)
- 写真の著作物性は創作性次第
- 利用前に「誰が撮ったか」「どこまで使えるか」を確認
- 契約でコントロールできる部分は必ず契約で
- グレーな写真ほど安易に使わない



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