【生成AI×著作権】 ― 写真・画像をめぐる実務の落とし穴 ―

生成AI画像に「著作権」はあるのか?

結論

  • 原則:人が創作していないAI生成物は著作物にならない
  • ただし、人の関与の度合い次第で著作物性が肯定される余地あり

実務ポイント

  1. プロンプトが単なる指示レベル → 著作物性否定方向
  2. 試行錯誤・選別・修正が反映 → 著作物性肯定の余地
  3. 「誰の著作物か」は事後的に争われる

第2回|AI生成画像は「自由に使っていい」のか?

結論

  • 著作権がなくても、自由利用とは限らない

注意点

  1. 利用規約違反リスク(商用利用可否)
  2. 学習元に由来する著作権侵害リスク
  3. 類似性・依拠性が問題になるケース

📌 著作権がない=ノーリスクではない


第3回|AI生成画像と「既存作品のそっくり問題」

実務で問われる視点

  1. 既存作品との類似性
  2. 生成過程での依拠性
  3. 結果としての表現の重なり

企業リスク

  • 意図せず「二次的著作物」と評価される可能性
  • 広告・商品利用時の損害賠償リスク

第4回|写真×生成AI|どこからが「改変」か?

典型的な論点

  1. 元写真に著作物性があるか
  2. AI処理が「翻案」に当たるか
  3. 原著作者の許諾が必要か

実務上の線引き

  • 単なる補正 → 翻案に当たらない可能性
  • 表現の本質的特徴を変更 → 翻案の可能性大

第5回|企業がAI画像を使うときの契約チェック

押さえるべき条項

  1. 著作権の帰属(発生しない場合も想定)
  2. 利用保証・非侵害保証の有無
  3. 責任分担(クレーム時の対応)

📌 「著作権がない前提」の契約設計が重要


第6回|個人クリエイターが自分を守るためにできること

実務的対策

  1. 人の関与を記録する(プロセス保存)
  2. AI利用範囲を明示する
  3. 完全AI生成と人手制作を区別する

第7回|今後どう変わる?生成AIと著作権の行方

現状整理

  • 日本:創作性重視の従来理論を維持
  • 海外:規制・訴訟が急増
  • 実務:グレーゾーン前提のリスク管理

シリーズ全体のまとめ

  1. 生成AIは「著作権フリー」ではない
  2. 著作物性は人の関与の質と量で決まる
  3. 企業利用は契約と内部ルールが必須
  4. クリエイターは「創作性の可視化」が武器になる
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